2015年4月25日土曜日

発起人の橘川幸夫氏から応援メッセージをいただきました!

土日・夜間 議会改革! 地方議会を変える千代田区会議の活動を支持します。
 私たちの身近な政治である地方議会は、昨年は、号泣議員が話題になりましたが、なんでこんな人が、という議員が多く見受けられます。組織の代弁者か、暇な変人のような方しか立候補しないのではないか。それは、今の日本では、議員に立候補するためには、会社を辞めなければならないという縛りが一番大きな理由でしょう。欧米のように、地方議会は、地域生活者の代理人なのですから、多様な生活者の中から、ボランティアに近い形で運営すればよい。

 にもかかわらず、日本の議員は、特権階級として、高額な収入と待遇を得ています。地方議会は年間90日開催されているので、それを業務とすると、時給は6万円になるという試算もあります。それで90日以外は何をしているのかというと、お祭り行事の来賓になったり、支援者の冠婚葬祭に行ったりと、つまり、選挙活動をしているのです。そういう行事に、議員が出る必要が本当にあるのでしょうか。もっと、やるべき仕事、やるべき勉強があるのではないでしょうか。更に、地域によっては、この特権階級の世襲制みたいな流れも生まれています。不適切な議員と怠惰な公務員が、日本の資産を食い散らかしていると思います。

 地方議会を変える国民会議は、議会の開催を「土日・夜間」にすることによって、多くの普通の労働者・生活者が政治に参加出来るようにしようというコンセプトで立ち上がりました。私も発起人の一人に加えさせていただきました。

 この活動の素晴らしいところは、主義主張の政治性は無視して、「土日夜間議会開催」というシステム改革を全面に打ち出して、仲間を広げていこうというところです。これまでの政治活動は、個人のイデオロギーを拡大ていくための「あいつは敵だ、敵は殺せ」という原理でやってきました。ネットの中も、右翼と左翼の勢力争いのような議論が盛んです。しかし、そんなことやっている間に、本当に倒さなければならないものは、何も発言せず、温かい毛布にくるまってヌクヌクしているのです。

 土日夜間議会開催というスローガンは、そうした、ヌクヌクを放逐するための活動です。それをしないかぎり、どれだけ優れた政治思想が登場し、政治経営が行われたとしても、足元は腐ったままです。まずは、普通の人が、政治に参加出来る流れを作りたいと思います。

 今回の千代田区議選では、3人の仲間が立候補しています。なかでも、深水英一郎くんは、まだインターネットの黎明期に、僕がニフティサーブの深水くんの発言を面白がって、まだ大手企業のSEを辞めたばかりの深水くんを、大阪まで訪ねていきました。やがて、彼は、「メールマガジン」というコンセプトを作り、僕に相談に来ました。死ぬ気でやれ、と伝えました。パソコンがないというので、買ってあげました(笑)。それが「まぐまぐ」です。まぐまぐの最初のコンテンツとして、まだ無名だった田口ランディとつなげました。「メールマガジン」というのは、日本ほど盛んな国は世界にありません。なぜ日本にあって、アメリカで盛んではないのか。それは、アメリカには深水英一郎がいなかったからです。インターネットの数少ない、日本オリジナル文化を作った男です。彼は、メルマガによって、個人が出版する仕組みを作りたかったのです。その後、2chの運動に参加し、2chの検索エンジンを開発し、未来検索ブラジルの代表を勤めています。僕とは、参加型メディア開発の同士です。

 その深水くんが、今回、土日・夜間議会改革をスローガンにした選挙に立候補しています。これも、彼の一貫した「参加型メディア」「参加型社会」へのアプローチてす。今回の千代田区議選の試みは、必ずや、全国各地の地域で真摯に政治活動をしている人、しようとしている人の心に届くと思います。そうした人たちと連携して、この活動をしなくてもよい日本が実現すると、素晴らしいと思います。ご支援、よろしくお願いいたします。

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