2015年4月22日水曜日

選挙カーを使わないと宣言した候補者がいるときいて逆に興味がわいて選挙カーを使ってしまいました


(トップ画像は、街頭演説の際に必要なノボリ。演説するにはこの謎のノボリが必要。ちなみに、油性ペンで書いたら思いっきり裏うつりして、机が黒くなりました)

■はじめての選挙カー

千代田区議選に立候補した、ふかみ英一郎です。
昨日、はじめて選挙カーのマイクとスピーカーを使って、街頭演説をしました。
なぜか女子高生のみなさん30人ほどに「ふかみ英一郎!ふかみ英一郎!」と言われたりはしましたが、言いたいことは言えたかな、と思います。

ただ「言えた」というのと「伝わる」というのはまた別なわけですが。

駅前では、足早に通りすぎる人が多く、話す内容のすべてをきいてもらうことはなかなか難しいです。ただ、みなさん、マイクを通じて話しかけると、関心ある表情でこちらを見てもらえるので、声は確実に届いているのだなと思いました。

あとはどのような言葉で相手に伝えるか。これはかなり奥が深く研究のしがいがあるなと思います。

私は昨日まで、自分自身でマイクやスピーカーを使った演説はやっておらず、選挙カーも使っていませんでした。ただ、同じ選挙区の立候補者に選挙カーは使わないとおっしゃっている方がいたり、ネットでは有名な神田敏晶さんが練馬区で立候補され、やはり選挙カーを使っておられないときいて、逆に選挙カーや街頭演説に興味がわいてしまいました。
(私が知ってるだけでも数名選挙カーを使わない人がいるので、全国だともっといるかもしれません)

■すべてひとに、あまねく考えを伝える方法は、ない

確かに選挙カーはうるさいので、使い方を考えなくてはいけません。
住宅地では迷惑をかけることもあるでしょう。
ただ、駅前など、人が集まり、ある程度の音量が許容される場所では、声を使って自分の考えを伝えるという機会が提供されてもいいのではないかと思います。
そういう、ゆるされる場所でもうるさく感じるというのは、それ自体が地方議会への興味のなさのあらわれだと思います。興味がある選挙であり、中身のあるスピーチであれば、あるいはじっくり耳を傾けてもらえ、うるさいとは言われないかもしれません。そういう意味でも、関心をもってもらえる選挙を立候補者自身がやるというのはとっても大事だなぁと思いました。

選挙では、すべての人にひろく等しく、すべての立候補者の考えが伝わる、というのが理想です。しかし、実際にはそんな手段なんてありません。

そんな手段なんて、存在しないのですが、その中でそれぞれの候補者たちは、それぞれの工夫をして自分の考えを伝えようとしています。結局、ネットでも選挙カーでも、うまく伝わればそれでよいのではないかと思います。

■ほんの1週間でどう伝えるか

しかし実際のところ、選挙運動は規則でがんじがらめになっています。
特に、新人にとっては不利です。地方議会の新人の選挙では、たった1週間で、自分の考えを伝え、投票してもらわなければなりません。(現職は日々の活動を通じて、有権者と触れ合う機会もあるでしょうが、新人はほんとに1週間しかなく、非常に高い壁がそこにあります)

その壁をどう乗り越えるのか。そこが新人候補の工夫のしどころです。

■ネット伝説の人、神田さんにダメ出ししてもらう

ところで、さきほど、練馬区出馬の神田敏晶候補とチャットしていて、
自分の街頭演説動画をみてもらい、アドバイスをもらいました。
神田さんいわく、ふかみは「えー」が多い、ということです。
実際、話している途中で間がうまれるのがこわいので、それを埋めるために「えー」とかたくさん言ってました。しかし「えー」とかで間を埋めるぐらいだったら、沈黙で間をとったほうがよい、とのアドバイスです。そうしないと「言葉が遮られて聞く気のない人に拒絶される」とのこと。

完全に「えー」を封印するのは難しいかもしれませんが、挑戦してみたいと思います。

こんな演説初心者が大きい声で演説するから、みんなに怒られるのかもしれませんが、
自分の考えを語り合うというのも大事ですし、特に選挙はそういう期間でありますから、
おゆるしいただければと思います。

(執筆 土日夜間議会所属 ふかみ英一郎)

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